日本薬学会第141回年会 3月26日(金)~29日(月) 広島・オンライン開催
構造分子薬理学分野@名大創薬 The innovative pharmacology
Think biology different.
SARS-CoV-2のエンベロープタンパク質にはPDZドメイン結合モチーフがあり、その阻害がウイルス成熟を部分的に抑える可能性がある
学術的背景
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する創薬研究を行うにあたり、禁煙ウイルスであるSARS-CoVの種々のタンパク質における先行研究を参考にした。我々は、これまで培ってきたNMRを用いたタンパク質・タンパク質相互作用阻害剤開発のノウハウを、新型コロナウイルスの治療や予防に役立てたいと考え、まず創薬標的となるタンパク質について調査した。